歯周病コラム

若くても歯周病になる!?侵襲性歯周炎とは?

日本人の5人に4人は歯周病歯槽膿漏)にかかっている、もしくはその予備軍であると言われています。歯周病は歯垢(プラーク)に付着した歯周病菌が引き金となって起こる感染症であり、誰でも感染する可能性のある病気ですが、中年以上になると発症リスクは高くなります。歯周病は、口腔内の清掃状態の悪さが招く病気ですが、患者さま自身の抵抗力(体力や免疫力)も発症・悪化につながる要因になります。

このように、歯周病は年齢が高くなればなるほど感染しやすくなる傾向にありますが、ここで言う歯周病とは「慢性歯周炎」に分類されるものです。年齢が30~40代と若い方で、かつ重度の歯周病を患っている方は「侵襲性歯周炎(急速破壊性歯周炎)」の可能性があります。

歯周病のなかでも特に重症化しやすい「侵襲性歯周炎」は、別名「若年性歯周炎」とも呼ばれ、10代・20代で発症します。歯周病治療を専門に行う東京国際クリニック/歯科がお届けする本コラム、今回は一般的な歯周病(慢性歯周炎)と侵襲性歯周炎の違いについて解説していきたいと思います。

慢性歯周炎と侵襲性歯周炎の違い

歯周病(歯周疾患)は以下の4つに分類されます。
(1)慢性歯周炎
(2)侵襲性歯周炎(急速破壊性歯周炎、または若年性歯周炎とも言う)
(3)壊死性歯周疾患
(4)全身疾患の徴候としての歯周炎

罹患率を見ると圧倒的に多いのは「慢性歯周炎」で、全体の約95%を占めます。一般に「歯周病」と言えば、この慢性歯周炎のことを指します。慢性歯周炎(歯周病)は、歯垢が原因で引き起こされる歯茎の感染症です。健康な歯は歯根膜や歯槽骨などの歯周組織にしっかりと支えられていますが、慢性歯周炎(歯周病)にかかると歯周組織が破壊され、最終的には歯を失う原因にもなります。

慢性歯周炎(歯周病)は、初期の自覚症状がほとんどないため発見が遅れがちになり、歯科医院に受診したときには、かなり症状が進行しているというケースも少なくありません。進行するにしたがって歯茎の腫れや出血、膿、口臭、歯のグラつきなどの症状が現れます。ちなみに、発症のピークは38~39歳です。

一方、「侵襲性歯周炎」は発症頻度としては稀ですが、急速に進行して重症化することが多い病気で、10代・20代という若い頃に発症するのが特徴です。

侵襲性歯周炎の特徴
  • 30歳以下の若い年齢層で発症する
  • 慢性歯周炎よりも骨吸収のスピードが速い
  • 一般的な歯周病治療では治らないことが多い
  • 家族が同じように発症する傾向がある
  • ある一定の部位(歯)に対して発症する傾向がある
  • 全身的病歴との関連性がない

上記に当てはまる場合は、侵襲性歯周炎を疑ったほうがいいかもしれません。侵襲性歯周炎は進行が速いので、できるだけお早めに歯周病専門医へ相談しましょう。

侵襲性歯周炎の原因

侵襲性歯周炎を招く原因としては、特異性のある細菌の存在や遺伝的要因が考えられます。

【特異性のある細菌とは?】
侵襲性歯周炎に関与する細菌のなかに、特異性のある細菌が見られます。それが、「A.a菌(アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス菌)」と呼ばれる細菌です。A.a菌は90%以上の侵襲性歯周炎の患者さんから検出され、健康な歯周組織を持つ方からはほとんど検出されません。A.a菌は、歯周病の真の感染因子とみなされています。

【遺伝的要因とは?】
侵襲性歯周炎は遺伝的要因が関与しており、家族が同じように発症する傾向があります。家族は生活習慣が似ていることからも、より注意することが必要です。

侵襲性歯周炎の治療は歯周病の専門家に

日本の全人口で見ると侵襲性歯周炎の患者さんの割合は低いですが、病気の重症度と進行の早さを考えると歯周病専門の歯科医院で治療を受けるのが賢明です。早期発見・早期治療ができれば進行を食い止めることができるので、少しでも異変に気付いたらできるだけ早めに受診しましょう。

私たち東京国際クリニック/歯科では、“歯周病(ペリオ)に終止符(ピリオド)を打つ”という思いを込めた世界基準の歯周病治療「PERIOD.」をご提供しています。もし他院で「歯周病は治らない」「総入れ歯が必要かも」「すべての歯を抜歯しないと」などと言われた方は一度ご相談ください。

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