インプラント周囲炎とは | 歯周病治療ペリオド | 東京国際クリニック/歯科

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科学的根拠に基づいた歯周病治療

 

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インプラント治療

インプラント
周囲炎とは

PERI-IMPLANTITIS

IMPLANT

インプラントを
台無しにする
インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、
インプラントに生じる歯周病に類似した病気。
放置していると、歯茎からの出血・
排膿が起こり、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。


SECTION 01

インプラント周囲炎について

本来、骨のなかに埋まっているはずのインプラントが露出してしまっています。
※写真の色味を一部抑えた加工をしています

インプラント周囲炎とは、インプラントに生じる歯周病に類似した病気です。インプラントは失った歯を補う最良の治療法ですが、同時にインプラント周囲炎になるリスクも伴います。そのリスクを最小限に抑えるには、歯周病を完治させることが絶対条件です。インプラント周囲炎を治療しないで放置していると、歯茎からの出血や排膿が起こり、最終的にはインプラント周囲の骨がなくなり、インプラントを抜かざるを得なくなります。

原因やメカニズムは歯周病と同じですが、「炎症を起こしにくい」「出血しにくい」「痛みがない」「かなり進行しても不自由なく食事ができる」など、歯周病以上に自覚症状に乏しいまま、症状が深刻化してしまうのです。また、インプラント周囲炎は進行が早く、歯周病の数倍から 10 倍の速度で骨を溶かしてしまいます(現在では、骨の再生技術が発達しているのでインプラントが入れられないことは、ほぼありませんが、再生療法は技術を要するため、できる歯科医院は限られます)。
現代においてもインプラント周囲炎の治療法は、学術的にはまだ確立されていません。しかし、インプラント周囲炎は歯周病菌をはじめとする細菌感染ですから、歯周病の専門知識を有するドクターでないと治療は困難です。

*出典:Lindhe J., Berglundh T., Ericsson I., Liljenberg B. & Marinello C. Clinical Oral Implant Research 1992;3(1):9-16.

インプラント周囲炎
~2つの段階~

インプラント周囲炎は、正確に言うと「インプラント周囲疾患」の一部です。
インプラント周囲疾患は、「インプラント周囲炎膜炎」から「インプラント周囲炎」という段階で進行していきます。

インプラント周囲炎の症例

検査前

インプラント周囲粘膜炎は、インプラントとその周囲の粘膜にのみ起こる炎症です。 インプラントを埋入した箇所は何の異常もないように見えます。

歯周ポケット検査後

歯周ポケットの検査をしたところ、出血が認められました。インプラント周囲粘膜炎の症状を自覚するのは非常に難しいため、気づかないままインプラント周囲炎へと進行してしまう方も少なくありません。

インプラント周囲炎

*写真の色味を一部抑えた加工をしています

インプラント周囲粘膜炎が進行して、インプラント周囲炎になっています。
インプラントを支える顎の骨にまで炎症が進んだことで骨がなくなり、
インプラント(歯根部分)が露出しているのが分かります。ここまで進行しても
歯茎の腫れや痛みが出にくいため、気付かないケースが多々あります。

インプラント周囲炎は進行しても、インプラントのグラつき(動揺)が 起きにくいのが特徴ですが、重症化するとグラつくようになります。
手前側のインプラントは、インプラント周囲炎が進行して顎の骨が 溶かされています。力を加えるとインプラントが大きくグラつくのが分かります。

インプラント周囲炎と歯周病の違い

インプラント周囲炎になると、非常に高い確率でインプラントに不具合が起こりますが、歯周病に比べると症状に気づきにくいの
が厄介なところです。インプラント周囲炎を予防・早期発見するには、インプラント周囲炎に関する見識を備えた専門医の診断が
欠かせません。進行を許してしまうとインプラントを維持するのが困難になり、抜かざるを得ない状態になります。

 

歯周病

インプラント周囲炎

原 因

歯周病菌

歯周病菌

歯茎の腫れ

生じる

生じにくい

歯茎の出血

生じる

生じる

炎症が起きる場所

歯 茎のみ

歯茎と骨

骨の無くなるスピード

遅い
(0.1mm~0.2mm / 年)

早い
(1mm~2mm / 年)

歯・インプラントのグラつき

生じる

生じない

痛 み

生じる

生じない

 

 

インプラント周囲炎は進行が早い病気ですが、症状が出にくいため重度になるまで気づきにくいです。


東京国際クリニック/歯科の

インプラント周囲炎治療

歯周病の専門知識を有した医師による的確な治療

歯周病のインプラント周囲炎も、歯周病菌をはじめとする細菌感染によって歯やインプラントを支える骨がなくなって不具合が生じます。東京国際クリニックの院長・清水は、歯周病治療・歯周外科で10,000症例以上を手掛ける歯周病のスペシャリストであり、同時に、世界トップシェアを誇るインプラントメーカー・ストローマン社が開催するインプラント治療およびインプラント周囲炎治療の講師を務めています。歯周病とインプラント、両方の専門知識を兼ね備えたドクターだからこそ、インプラント周囲炎に対しても的確な治療が可能です。
当院は、国内でもかなり早い段階からインプラント周囲炎治療に取り組んでいる歯科医院の一つです。他院でインプラント治療を受けたのちにインプラント周囲炎を発症して、来院される患者さまが数多くいらっしゃいます。すでにインプラントの不具合を感じている方、インプラント周囲炎を予防・早期発見したいという方は、お気軽にご相談ください。

インプラント治療後のトラブル・不具合でお悩み方へ

高度な専門治療としてメディアに多数掲載

なお、当院のインプラント周囲炎治療は、共同通信社より最新医療としてニュース配信され、全国の新聞・雑誌・専門誌など数多くのメディアで取り上げられています。

メディア掲載情報はこちら


SECTION 02

インプラント周囲炎が増えている理由

インプラント患者でインプラント周囲炎にかかる割合
*出典: 6th European Workshop on Periodontology 2008

近年、多くの歯科医院がインプラント治療をおこなうようになり、埋入本数は増加の一途を辿っています。その反面、インプラント治療の失敗やトラブルも年々増加傾向にあります。インプラントに関するトラブルのなかでも、もっとも多いのがインプラント周囲炎です。インプラント治療を受けた人の28~56%が、インプラント周囲炎を発症しているというデータがあります。これは、4人に1~2人という驚くべき割合です。

今日、インプラント周囲炎の患者数は増え続けている理由としては、大きく以下の2点が考えられます。

歯周病が治っていない状態でインプラントを入れるリスク

歯周病が完治していない状態で
インプラントを入れてしまっている

歯周病で歯を失った方は、他にも歯周病に侵されている場所があると考えるのが自然です。歯周病の治療を優先すべきなのに歯科医師がステップを無視してインプラントを埋入すれば、インプラント周囲炎になる確率は格段に上がります。

歯周病は2001年にギネス世界記録に認定されるほど、世界的にも患者数が多い病気で、日本においても30歳以上の8割が歯周病、もしくはその予備軍と言われており、日本人が歯を失う原因の第1位となっています*。インプラント治療を受ける方には、歯周病で歯を失ってしまった方も多くいます。

*出典:平成17年(財)8020推進財団調査

歯周病が進行してしまったことで抜歯が避けられなくなり、抜いた歯を補うためにインプラント治療を受けることは決して悪いことではありません。インプラントは、強度・審美性ともに大変優れた治療法です。しかし、歯周病が治っていない状態でインプラントを入れるのは、非常に大きなリスクを伴います。口腔内が歯周病に侵されているとその細菌がインプラントの周囲にも感染し、インプラント周囲炎を引き起こすリスクが非常に高くなるのです。歯が抜けたままの状態であったり、すでにグラグラ揺れていたりすると、しっかり噛めず食事が不便になります。そうなると、インプラントを入れて一刻も早く元どおりの「噛める生活」を取り戻したいものです。しかし、歯周病が治っていないのであれば、そのままインプラントを入れてはいけません。歯周病を完治させ、口腔内の健康を取り戻すことが先決です。

残せる歯を抜いてインプラントを入れてしまっている

*出典: Fransson et al2005 Clinical Oral Impant Research:16(4) 662人・3413本のインプラント、平均9.4年経過後の検査結果

残せる歯を抜いて
インプラントを入れてしまっている

歯周病が重度にまで進行している方は、口腔内にあるインプラントの本数が4 本を超えるとインプラント周囲炎を発症するリスクが15倍になるというデータ*があります。日本は「手っ取り早くインプラント」という風潮がありますが、安易に抜歯してインプラントを入れることがインプラント周囲炎を招いている可能性は否定できません。

たとえ、「抜歯してインプラント」と告げられたとしても、すぐに治療を受けるのではなく、ご自身の歯を残す道がないか検討されることをおすすめします。万能なインプラントと言えども、天然歯に勝るものではないのです。

*Derks et al.2016 Journal of Dental Research


SECTION 03

東京国際クリニック/歯科の考え方

インプラント周囲炎を予防するために

 
01

インプラントの前に歯周病を治す

東京国際クリニック/歯科では、後のトラブルのリスクを抑えた安全・確実なインプラント治療のため、まず歯周病を治すことからはじめています。歯周病はインプラントにとっていちばんの脅威です。そのため、歯周病にかかっている方がインプラント治療を希望されても、そのままの状態でインプラントをすることはありません。徹底的な歯周病治療によって歯周病を完治させたうえで、インプラント治療に進んでいます。

世界基準の歯周病治療PERIOD.®

02

できる限り患者さまご自身の歯を残す

*出典: Pjeturon 2004,2012 Clinical Orak Implant Reasearch

歯周病で歯がグラグラ揺れるなどの症状に悩んで歯科医院に行くと、「歯周病がひどいから、この歯は抜いたほうがいいですね」「抜歯してインプラントをしましょう」などと言われることがあるかもしれません。もちろん、歯周病が重症化したことで治療の選択肢が「抜歯」しかなくなってしまうケースもありますが、当院では、患者さまが希望されても安易にインプラント治療を選ぶのではなく、できるだけ歯を残す方針で治療にあたっています。歯周病が重度にまで進行している方は、口腔内にあるインプラントが4本を超えるとインプラント周囲炎を発症するリスクが15倍*になることが明らかになっている以上、できる限り患者さまご自身の歯を残し、インプラントの埋入本数を少なくすることが、インプラント周囲炎を防ぐことにつながるのです。また、適切な治療によって歯周病を完治させて残した天然歯とインプラントでは、インプラントのほうが抜け落ちるまでの時間(寿命)が短いことが分かっています。インプラントは確かに優れた治療法ですが、本物の歯には到底及ばないのです。

インプラントは、すでに歯を失っている場合、もしくは歯を残すことが不可能な場合にのみ選択すべき最終手段と考えており、残せる歯を抜いてインプラント治療をすすめるようなことはありません。重度の歯周病でも歯を残せる可能性があるなら、徹底的な歯周病治療によって口腔内環境を整え、患者さまご自身の歯を残せるように努めています。

*Derks et al.2016 Journal of Dental Research

できるだけ歯を残す歯周病治療

*出典: Pjeturon 2004,2012 Clinical Orak Implant Reasearch

03

インプラント治療はサクセスレートで評価する

「何をもってインプラント治療の成功とするのか」という議論があります。インプラント治療の成功率には、一般的に以下の2つの基準があります。

サバイバルレート

インプラント周囲炎にかかっていてインプラントがグラグラしていても、
抜けていなければ問題ないという基準で算出される、言わば「生存率」のこと。

サクセスレート

インプラント周囲炎にかかっておらず、インプラント周囲の骨も残っており、
歯茎にも炎症がない状態をもって算出される、真の意味での「成功率」のこと。

サバイバルレートを根拠にすると、インプラントの成功率は97%と高い数値になりますが、実際はインプラント治療を受けた人の28~56%はインプラント周囲炎にかかっており、サクセスレートで見ると成功率は大幅に下がります。当院は、インプラント治療はサクセスレートで評価されるべき治療だと考えます。
サクセスレートを限りなく100%に近づけるため、インプラント周囲炎のリスクを徹底的に低減する高精度のインプラント治療をおこなっています。

当院が考えるインプラント治療

世界基準の歯周病治療を
提供する
東京国際クリニック/
歯科のインプラント周囲炎治療

すでにインプラントに不具合を
感じている方も、
インプラント周囲炎を予防・
早期発見したいという方も、
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監修者情報

公開日:2014.11.17

更新日:2021.11.22

清水智幸 東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸(しみずともゆき) 
東京国際クリニック/歯科 院長

歯学博士。日本歯科大学卒業後、近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者 奥羽大歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上。歯周病治療以外にも、インプラントに生じるトラブル(インプラント周囲炎治療)に取り組み、世界シェアNo.1のインプラントメーカー ストローマン社が開催するセミナーの講師を務めるなど、歯科医師の育成にも力を入れている。

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