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歯周病コラム

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歯周病・歯槽膿漏に薬は効く?症状・原因と合わせて解説します

period08近年、歯周病歯槽膿漏)を飲み薬で治そうという「歯周内科治療」に取り組む歯科医院が増えています。歯周内科治療とは、抗生物質でお口の中に潜む細菌を死滅させることで、歯周病の改善を図る治療法のようです。一般的には、歯周病菌を死滅させる効果があると言われている「ジスロマック」という抗生物質が用いられます。

今回は、「薬を飲むだけで、本当に歯周病を治すことができるのか?」という疑問にお答えするかたちで、歯周内科治療について考察していきたいと思います。

歯周病の原因・症状

はじめに、歯周病(歯槽膿漏)の原因や症状について簡単にご説明します。

歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。プラークには大量の細菌(歯周病菌)が生息しており、歯周病菌が悪さをすることで歯茎に炎症が起きるのが歯周病の始まりです。初期の歯周病に見られる代表的な症状が、歯茎の腫れや出血です。さらに歯周病が進行すると、歯茎から膿みが出たり口臭がひどくなったりします。最終的には、炎症が歯茎だけでなく顎の骨にまで及ぶことで歯がグラグラするようになり、抜歯を余儀なくされるケースもあります。

ちなみに、歯周病と似た言葉に「歯肉炎」という言葉があります。歯肉炎とは、歯周病(歯周炎)に至る前段階のことで、歯茎に軽い炎症が起きている状態を指します。この歯肉炎が進行すると歯周病(歯周炎)になるということは知っておきましょう。

薬を飲むだけで歯周病は治るのか?~東京国際クリニック/歯科の考え方~

結論から言うと、内服薬(抗生物質)では歯周病(歯槽膿漏)は治りません。誤解を恐れずに言えば、薬を飲むだけで歯周病が治るなら、世界から歯周病患者はいなくなります。少なくとも、テレビなどで言われているような「5人に4人は歯周病」というような状況にはならないはずです。

歯周病菌に抗生物質は効かない!

歯周病治療では、細菌が潜むプラーク(バイオフィルム)を取り除くことが基本になりますが、このバイオフィルムが非常に厄介な存在です。バイオフィルムは様々な細菌の集合体が作り出す強固な膜(バリア)によって取り囲まれているため、抗生物質が細菌に届かないのです。

ただし、まったく効かないかと言うとそうではなく、「1回500錠の抗生物質を1日3回服用すればバイオフィルムを破壊できる」というデータはあります。ですが、これは風邪のときに服用する量の500倍。こんなことをしたら、バイオフィルムを破壊する前に患者さんが死んでしまいます。つまり事実上、歯周病を抗生物質で治すには無理があるということです。

なぜ、歯周内科治療が注目されているのか?

外科手術などをすることなく薬を飲むだけで歯周病(歯槽膿漏)を改善できるとしたら、それはすごく画期的なことです。患者さんからしたら、「痛い治療は受けたくない」「歯茎を切るのは嫌だ」「何回も通院したくない」と考えるのは自然なことですから、歯周内科治療はとても魅力的なアプローチのように思えるでしょう。「飲み薬で治るなら、そっちのほうがいい」と考えるのは、私たちも同じです。

また、歯科医院側にも同じことが言えます。ドクターにとっても楽な治療は魅力的で、薬を処方するだけで歯周病が改善するのであれば、こんなに簡単な話はありません。患者側・医院側の双方に「楽な治療のほうがいい」という考えがあることが、今、歯周内科治療が注目されている一つの理由だと言えるかもしれません。

しかしながら、上述のとおり歯周病を薬(抗生物質)で治すことには無理があり、歯周内科治療が根本的な解決にならないことは、欧米では遥か昔から常識になっています。ジスロマックなどの抗生物質でも、強い殺菌力を謳った消毒液や洗口剤でも、それだけでは歯周病を治すことはできないのです。

歯周病の薬がない理由とは?

■歯周病と免疫力

歯周病(歯槽膿漏)の直接的な原因はプラークですが、間接的に影響を及ぼす要因もいくつかあります。その一つが、いわゆる「免疫力」です。

一般的に、口腔内の歯周病菌が増加すれば歯周病を発症しやすくなりますが、これには個人差があります。極端な例で説明すると、免疫力が高い人は口腔内の歯周病菌が「100」になっても歯周病を発症しませんが、免疫力が低い人は歯周病菌の数が「50」でも歯周病を発症します。歯周病予防の鉄則はプラークを溜めないことですが、同時に「十分な睡眠・栄養をとる」「ストレスを溜めない」といった心がけで、免疫力を高くキープすることも重要です。

■歯周病は生活習慣病!?


歯周病は感染症ですが、同時に生活習慣病としての側面も持っています。特に重要なのが毎日のブラッシング習慣であり、ブラッシングがいい加減な人が歯周病になりやすいのは間違いありません。たとえば、「1分くらいでブラッシングを終える」「飲んで帰ってきた後、ブラッシングをしないまま寝てしまう」といった生活習慣のある人は、歯周病を発症しやすくなります。

当然ですが、免疫力を高められる薬はありませんし、生活習慣を改善できる薬もありません。そういった意味でも、薬で歯周病を治すのは難しいと言わざるを得ません。

■歯周病菌の正体は完全に解明されていない!?

歯周病の原因は「歯周病菌」と呼ばれる細菌ですが、歯周病菌は一種類の細菌のことを指しているわけではありません。歯周病菌とは、歯周病の原因になるすべての細菌の総称です。歯周病は、他の多くの感染症のように一種類の細菌が悪さをして引き起こされる病気ではなく、複数の細菌が関与しています。

複数の細菌のなかでも、もっとも関連が深いとされているのが「レッドコンプレックス」と呼ばれる「P.g菌」「T.d菌」「T.f菌」の3菌種です。そのなかでも、特に厄介なのはP.g菌です。P.g菌に感染してもすぐに害が生じることはありませんが、この菌は血液をエサにするため、口腔内に出血があると一気に増殖します。歯茎に炎症が起きて出血するとP.g菌は増殖し、歯周ポケットをどんどん深くして自分たちが生息しやすい環境をつくり、さらに顎の骨まで溶かしていきます。

歯周病菌はP.g菌だけでなく数百もの種類があるとも言われており、その正体は完全には解明されていません。だからと言って、歯周病が治らないということではありません。一部には「歯周病を完治させるのは不可能」「歯周病とは一生付き合っていかなければいけない」などと言う歯医者もいますが、まったくの誤りです。歯周病は「適切な治療」をおこなうことで必ず治ります。そして、適切な治療の中心になるのが物理的にプラークを取り除くことであり、上述のように、決して薬を飲むことではありません。

歯周病治療で薬を使う場面とは?

ここまでご説明してきたとおり、「歯周病を治す」という目的では、残念ながら役に立つ薬はありません。一方で、歯周病の症状を緩和するため、また歯周病治療後の感染を防止するために薬が使われることはあります。

たとえば、歯周病になると突然、歯茎が腫れたり出血・排膿がひどくなったりと症状が急性化することがありますが、このような場合に対症療法として抗生剤を服用するケースはあります。また、歯周病が進行すると歯茎を切開してプラークを取り除くことがありますが、このときも術後の感染予防のために抗生剤を服用します。

どうしたら歯周病は治るのか?

歯周病(歯槽膿漏)治療の基本は、「プラーク(バイオフィルム)を除去すること」――これに尽きます。内服薬(抗生物質)でバイオフィルムを破壊できないことがわかっている以上、機械的に破壊するしか方法がないのです。「薬を飲んだだけで歯周病が治る」と考えていたら、かえって改善を遅らせることになります。歯周病を根本から治すには、患者さん自身が毎日の正しいブラッシングで歯垢を落とすこと、そして、歯科医院で歯周ポケット内の歯垢を確実に除去することが欠かせません。

私たち、東京国際クリニック/歯科がご提供する歯周病治療「PERIOD.(ペリオド)」では、歯周病専用の機器を用いてプラーク(バイオフィルム)を徹底的に除去しています。なかなか治らない歯周病にお悩みの方は、「歯周病治療PERIOD.とは?」のページをぜひご覧ください。


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監修者情報

公開日:2016年1月5日

更新日:2020年8月4日

清水智幸 東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸(しみずともゆき) 
東京国際クリニック/歯科 院長

歯学博士。日本歯科大学卒業後、近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者 奥羽大歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上。歯周病治療以外にも、インプラントに生じるトラブル(インプラント周囲炎治療)に取り組み、世界シェアNo.1のインプラントメーカー ストローマン社が開催するセミナーの講師を務めるなど、歯科医師の育成にも力を入れている。

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