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歯周病の自宅での治し方は?自宅でできる予防方法をご紹介

歯茎から血が出たり歯茎が腫れたりする場合は歯周病の疑いがありますが、これらの症状が出ただけでは歯科医院に行かないという人も少なくありません。「歯科医院に行くのが面倒くさい」と言う人もいれば、「このくらいの症状なら歯科医院に行かなくても治る」と考える人もいます。

最近は「歯周病に効く」と謳っている歯磨き粉やうがい薬、軟膏などが販売されていますが、歯科医院に行かなくても歯周病は治るのでしょうか。今回は、歯周病の自宅での治し方について考えていきたいと思います。

歯周病は自宅で治せない

「歯周病は自宅で治せる」と考えている人もいますが、これは誤った認識です。歯周病は歯周病菌による細菌感染症ですが、風邪のように自然に治ることはありません。

「市販の歯磨き粉やうがい薬で歯周病が治った」と言う方もいるかもしれません。実際に、歯茎からの出血や歯茎の腫れが自然に治まるケースもあります。しかし、これは歯周病が治ったわけではなく、一時的に症状が軽減しているに過ぎません。しばらくすれば再び症状は現れますし、時間が経つほど症状は悪化していきます。

一度、歯周病にかかってしまったら、歯科医院で専門的な治療を受けるしか治す方法はありません。歯周病を自宅で治せると考えていると、歯科医院を受診するのが遅れ、病状を悪化させてしまうことになります。症状が進行すると、外科手術などの大がかりな治療が必要になったり通院期間が長引いたりして、結果的に負担が重くなってしまいます。

■なぜ、自宅で歯周病を治せないのか?

歯周病を自宅で治せない大きな理由は、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)やバイオフィルム(細菌の塊)、歯石を完全に取り切れないからです。歯周病・歯槽膿漏を治すためには、歯科医院で症状を確認し治療を受けることが大切です。口腔内にプラークやバイオフィルム、歯石がない状態にすれば、歯周病は治ります。ですが、ご自宅でのブラッシングだけでこれらを完全に除去するのは不可能です。特に、歯周ポケットの内部に溜まったプラークやバイオフィルム、歯石は、歯科医院で専門的な処置を受けなければ除去することはできません。

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歯周病の治し方に関するよくある勘違い

「歯周病は自宅で治せる」と思っている人が多いのは、世の中に歯周病に関する誤った情報が出回っているからです。口腔内の健康を守るためには正しい知識が必要です。「自宅での歯周病の治し方」として紹介されることが多い方法について、その効果を解説していきましょう。

■自宅での歯周病の治し方01「うがい薬・洗口液・マウスウォッシュ」の効果は?

歯周病への効果を謳ったうがい薬・洗口液・マウスウォッシュは、ドラッグストアやネット通販などで数多く販売されています。しかし、これらを使っても歯周病が治ることはありません。歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位になっています。もし、うがい薬や洗口液、マウスウォッシュで歯周病が治るなら、このような結果にはなっていないはずです。

歯周病を治すためにはプラークやバイオフィルム、歯石を除去するのが基本ですが、これらは物理的にアプローチしなければ除去できません。うがい薬や洗口液、マウスウォッシュは、あくまでも歯周病予防のための補助的なアイテムとお考えください。

また、歯周病菌はアルコールで除菌できるという話もありますが、これも都市伝説レベルの話です。一般的なマウスウォッシュにはアルコールが含まれていますが、歯周病を治す効果はありません。コロナ禍でアルコール除菌の有用性が広く認識されるようになりましたが、歯周病はまったく別の話です。くれぐれも、アルコール除菌剤を口に含まないようにしてください。

■自宅での歯周病の治し方02「薬用歯磨き粉」の効果は?

歯周病に効くと謳った薬用歯磨き粉もたくさんありますが、歯磨き粉の力で歯周病を治すことはできません。うがい薬や洗口液で歯周病が治らないのと同じで、プラークやバイオフィルム、歯石は物理的にアプローチしなければ落とすことはできないのです。その意味では、歯磨き粉を変えることよりも、歯磨き(ブラッシング)そのものを見直すことのほうが重要です。

■自宅での歯周病の治し方03「塗り薬・軟膏」の効果は?

歯周病に効くと謳った塗り薬や軟膏を目にしたことがある方もいるかもしれません。実際に、ドラッグストアやネット通販では、「塗る歯周病薬」などとして歯茎に直接塗る軟膏が売られています。このような塗り薬・軟膏の多くは、殺菌作用や消炎作用を謳っています。

しかし、殺菌作用があったとしてもプラークやバイオフィルムの中に潜む細菌には届きません。一定の消炎作用は期待できるかもしれませんが、一時的に炎症が収まるだけで「その場しのぎ」の対策にしかならないでしょう。逆に、炎症が収まると歯科医院に行くのが遅れるので、歯周病の進行を許してしまうリスクがあります。

■自宅での歯周病の治し方04「飲み薬・抗生物質」の効果は?

近年、歯周病を抗生物質(飲み薬)で治そうという「歯周内科治療」を導入する歯科医院が増えています。しかし、残念ながら歯周病は抗生物質では治りません。たしかに、抗生物質には殺菌作用がありますが、バイオフィルムを破壊するためには500錠の抗生物質を1日に3回服用する必要があります。1日に1,500錠もの抗生物質を服用したら、歯周病を治す前に命が失われてしまいます。事実上、抗生物質だけでは歯周病は治せないということです。

自宅でできる歯周病の予防方法

一度、歯周病にかかってしまったら自宅で治すことはできませんが、歯周病を予防することなら自宅でもできます。歯周病予防の基本は、歯周病の原因となるプラークや歯石を口腔内に溜めないこと。毎日のデンタルケアで、できるだけプラークや歯石の少ない口腔内環境を維持しましょう。具体的には、以下の3つのポイントを意識してください。

■丁寧にブラッシングする

ブラッシングの目的は、お口をすっきりさせることではなくプラークを除去することです。ブラッシングは毎日のことなのでついついルーティン作業のようになってしまいますが、それでは効果が半減してしまいます。プラークを落とすことを意識して、1本1本丁寧に磨きましょう。この意識があるだけで磨き残しを少なくすることができ、歯周病予防の効果が高まります。

就寝中は唾液の分泌が減り、口腔内に細菌が増えやすくなるので、特に寝る前のブラッシングは重要です。疲れていても、面倒くさくても、夜のブラッシングは欠かさないようにしましょう。

■補助グッズを併用する

歯ブラシによるブラッシングは歯周病予防の基本ですが、歯ブラシには「苦手な箇所」があります。たとえば、奥歯の裏側や歯と歯の間に溜まったプラークを歯ブラシで落とすのは困難です。このような箇所をケアするためには、歯間ブラシやデンタルフロス、タフトブラシなどの補助グッズを使うのがおすすめです。

歯間ブラシはワイヤーに細かい毛が付いたブラシのことで、歯と歯の隙間にあるプラークを除去することができます。デンタルフロスは、歯と歯の間に通して使う糸のことで、歯と歯の間や歯の側面に付いたプラークを取り除くのに向いています。タフトブラシは、ヘッドが小さく毛束が少ない小型の歯ブラシのことで、親知らずの周りや歯並びがデコボコしている箇所のプラークを除去するのに効果的です。

■免疫力を高める

たとえば、口腔内に同じ量のプラーク(歯周病菌)があるAさんとBさんでも、Aさんは歯周病を発症して、Bさんは発症しないというケースがあります。このような差が生まれるのは、免疫力が関係しています。免疫力の高いBさんは、ある程度プラークが溜まっても歯周病を抑え込むことができますが、免疫力が低いAさんは少量のプラークが溜まっただけでも歯周病を発症してしまうのです。

歯周病の直接的な原因はプラークですが、免疫力も間接的な原因になります。つまり、生活習慣を改善して免疫力を高めることで歯周病予防につながるわけです。健康的な食生活を心がけ、規則正しい生活を送って十分な睡眠をとり、疲れやストレスを溜めないようにすることで歯周病にかかりにくい体づくりができるでしょう。

まとめ

残念ながら、ご自宅で歯周病を治すことはできません。歯周病にかかってしまったら、歯科医院を受診して専門的な治療を受ける必要があります。歯科医院を受診する際、「歯周病はどれくらいで治るの?」「どのくらいの期間、通院すればいいの?」といった疑問を持つ方は多いでしょう。これは、歯周病治療を保険治療でおこなうか、自費治療でおこなうかによって大きく変わってきます。

保険治療は治療に使える技術や時間に制限があるため、一般的に長期の通院が必要になります。歯周病の進行度合いによっては通院期間が1年以上に及ぶこともあります。一方、自費治療であれば制限がないため、短期間で歯周病を治療することが可能です。東京国際クリニック/歯科では、1回の処置で歯周病の原因菌を取り除く「ワンステージフルマウスウルトラソニックデブライドメント」を採用しています。短期間で歯周病を治したいという方は、お気軽にご相談ください。
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監修者情報

公開日:2021年11月19日

更新日:2024年1月22日

清水智幸 東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸(しみずともゆき) 
東京国際クリニック/歯科 院長

歯学博士。日本歯科大学卒業後、近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者 奥羽大歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上。歯周病治療以外にも、インプラントに生じるトラブル(インプラント周囲炎治療)に取り組み、世界シェアNo.1のインプラントメーカー ストローマン社が開催するセミナーの講師を務めるなど、歯科医師の育成にも力を入れている。
日本歯周病学会 認定医
日本臨床歯周病学会 認定医

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