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エムドゲイン・リグロス・GTRの療法詳細や副作用

歯周病で破壊された歯周組織は「歯周組織再生療法」で再生できる

歯垢(プラ-ク)が原因で引き起こされる歯周病は、歯茎の感染症です。歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)に溜まった歯垢の中で繁殖した歯周病菌により、歯を支える骨(歯槽骨)や歯茎、歯根膜などの歯周組織が細菌に侵され、少しずつ破壊されます。歯周病になると歯茎に炎症が起きます。歯周病の初期段階では、歯茎が赤く腫れて出血を伴います。これは、異物である歯周病菌を追い出そうとする免疫力による防御本能です。

歯周病がさらに進行すると歯茎の内部で歯を支える歯槽骨が溶け出し、歯茎も本来の位置から下がるため歯の根元付近が徐々に露出し、歯が長くなったように見えます。やがて歯がグラつくようになり、最悪の場合、抜け落ちてしまう危険性があるのです。

そんな恐ろしい歯周病も、適切な治療によって完治させることが可能です。仮に歯周組織の一部が破壊されてしまっても、「歯周組織再生法」という以下の3つの治療法によって再生が期待できます。

歯周組織再生療法1:エムドゲイン

歯周組織再生療法1:エムドゲイン

エムドゲインの治療イメージ

エムドゲインは、タンパク質の一種である「エムドゲイン・ゲル」を、フラップ手術(歯肉剥離掻爬手術)によって切開した歯茎から、直接歯根の表面と吸収された歯槽骨に塗布。歯が生えてくる状態に似た環境を作り出し、歯周組織が再生されます。歯周組織の再生は、手術後の経過に個人差がありますが、半年以上経つとレントゲン写真上で確認できるようになります。

エムドゲインは世界の40ヶ国以上で行われており、日本国内では2002年に厚生労働省の認可を受けるなど、高い安全性と多くの症例実績があります。

歯周組織再生療法2:GTR(歯周組織誘導法)

歯周組織再生療法2:GTR(歯周組織誘導法)

GTRの治療イメージ
東京国際クリニック/歯科より画像提供

歯茎を切開するフラップ手術によって、歯周ポケット内に溜まった歯垢(プラーク)や歯石を除去します。一定期間「メンブレン」という人工膜を入れておくことで、歯茎の侵入を防ぎながら、骨などの組織が再生する空間と時間を確保し、失った歯周組織の再生を促す治療法がGTRです。

以前のGTRは人工膜を取り除くために、2回の手術が必要でしたが、現在では吸収性の人工膜が開発されたので、手術は1回で済むようになっています。

歯周組織再生療法3:リグロス

歯周組織再生材であるリグロスを使う治療法もあります。歯茎を切開するフラップ手術では、歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、歯周組織の再生を図ります。リグロスは細胞を活性化させる成長因子でできており、歯周組織を増やすことで少しずつ歯周組織を再生させます。

東京国際クリニック/歯科が行う歯周組織再生療法「エムドゲイン」と「GTR」の併用とは

東京国際クリニック/歯科が行う歯周組織再生療法「エムドゲイン」と「GTR」の併用とは

GTR法のほうが技術的に難しく、
歯科医師の技量や経験により効果が左右されます

3種類の歯周組織再生療法の中でも、東京国際クリニック/歯科では、エムドゲインとGTRの2種を採用しています。双方とも基本的には単独で使うもので、適用部位に応じて治療法を使い分けています。

また、適用部位によっては、エムドゲインとGTRを組み合わせて治療を行う場合もあります。歯周ポケットの深さや歯と歯の間にある歯茎の幅の問題で、治療後に歯茎が落ちてしまうこと(歯茎が凹っと下にへこんでしまう状態)が想定される場合には、エムドゲインを塗布したあと、骨の欠損部分に「バイオス」という骨移植剤を一緒に使用し、最後に人工膜の処置であるGTRを行います。

歯周病の場合は部位によって骨のなくなり方が異なります。とくにGTRは技術的に難しく、歯科医師の技術や経験によって、対応できる医師は限られてきます。歯周再生療法はすべての症例に適用可能ではありません。使えるかどうかを判断することは非常に難しいのです。歯周病が重症化すればするほど歯周組織の再生は難しくなり、適用不可となると、「抜歯」という最悪の事態を生みます。

エムドゲインの副作用は報告されていない

エムドゲインが治療に使用されるようになって約21年が経過していますが、200万もの症例のうち起因すると思われる副作用の報告は一件もありません。エムドゲインもリグロスも歯周組織再生療法で用いられる薬剤ですが、有効性の観点からみた場合、東京国際クリニック/歯科ではエムドゲインを「有効性のある治療法」として採用しています。

リグロスとは?

リグロスとは、平成28年12月に科研製薬株式会社から発売された、日本国内で開発された世界初の歯周組織再生医薬品です。歯周病が進行すると、歯周病菌によって歯槽骨などの歯周組織が溶かされていきます。歯周組織が溶かされていくと歯を支えることができなくなり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

この最悪の事態を避けるためにおこなわれるのがリグロスを使った歯周組織の再生療法です。リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。これらの作用により、歯周病で破壊された歯槽骨などの歯周組織の再生を促します。

リグロスによる治療は外科処置(フラップ手術)を伴います。フラップ手術の手順は以下のとおりです。
①歯肉を剝離し、プラークや歯石を除去します。
②歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布します。
③切開創を縫合し、歯周組織の再生を待ちます。

リグロスは保険適用できる

リグロスは、適応を満たしていれば健康保険の範囲内で治療を受けることができる薬剤です。リグロスは、日本で約1,000名のフラップ手術を受ける歯周病患者を対象に5つの臨床試験を実施し、歯槽骨の増加など歯周組織再生に対する有効性および安全性が確認されており、2016年9月よりリグロスによる歯周組織再生療法は保険適用となっています。そのため、患者様は少ない自己負担で歯周組織再生療法を受けることができます。

歯周組織再生療法に用いられる薬剤としては、リグロスの他にも「エムドゲイン」がありますが、エムドゲインを用いた歯周組織再生療法は健康保険が適用になりません。現在のところ、歯周組織再生療法に健康保険が適用される唯一の薬剤がリグロスです。

歯周組織再生療法の成功には徹底的な歯垢・歯石の除去が不可欠

エムドゲインやGTRなどによる歯周組織再生療法の成功には、歯根に付着した歯垢や歯石、肉芽を完璧に取り除くことが最も重要になります。この処置が完璧に行われないと、副作用が出たり歯周組織の再生に失敗したりする原因になります。そのため、歯周病治療において多くの実績と確かな見識のある歯科医院で治療を受けることが重要です。

とくに、エムドゲインやGTRのような歯周組織再生療法においては、適用の有無を判断することが非常に難しいため、より高度な専門性が不可欠になります。信頼できるだけの知識と経験を持った歯科医師のもと、納得いくまで説明を聞いてから治療を受けるようにしましょう。

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監修者情報

公開日:2019年10月30日

更新日:2024年2月14日

清水智幸 東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸(しみずともゆき) 
東京国際クリニック/歯科 院長

歯学博士。日本歯科大学卒業後、近代歯周病学の生みの親であるスウェーデン王立イエテボリ大学ヤン・リンデ名誉教授と日本における歯周病学の第一人者 奥羽大歯学部歯周病科 岡本浩教授に師事し、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努める。歯周病治療・歯周外科の症例数は10,000症例以上。歯周病治療以外にも、インプラントに生じるトラブル(インプラント周囲炎治療)に取り組み、世界シェアNo.1のインプラントメーカー ストローマン社が開催するセミナーの講師を務めるなど、歯科医師の育成にも力を入れている。
日本歯周病学会 認定医
日本臨床歯周病学会 認定医

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