コラム

歯周病は一度感染したら治らない?

period11
歯科医院のホームページなどで、「歯周病は治らない」「歯周病は一生付き合っていく病気」などと書かれているのを見たことはありませんか? 実際に「歯周病は治らない」と言う歯科医院は多くありますが、それは大きな間違いです。1960年代半ばにはすでに歯周病の治療法は確立されており、「治る病気である」ことが分かっています。にもかかわらず、いまだに「治らない」と言う歯科医院があるのはなぜでしょうか?

何をもって「治った」とするのか?

そもそも、何をもって歯周病が「治った」とするのでしょうか? 歯科医院によって考え方が異なるのは、「治る」の捉え方が違うことに原因があるのかもしれません。

再発のリスクがあれば治っていない!?

歯周病は、治療したからといって歯を磨かかないなどの生活をしていれば当然再発してしまう病気です。「再発のリスクがある以上、治っていない」と考えるのであれば、歯周病は治らないと言えるかもしれません。しかし、そんなことを言ったら、あらゆる病気が治らないことになってしまいますよね。また、歯周病は予防法も確立しているので、治療後に正しい予防法を実践すれば健康な口腔内を維持していただけます。

元どおりにならなければ治っていない!?

歯周病が重度まで進行すると、歯周組織(歯茎や顎の骨)が壊されてしまいます。その結果、歯茎が下がって歯が長くなったように見えることもありますし、顎の骨が溶かされてしまっていれば、それが自然と元に戻ることはありません。歯周組織が元どおりにならないことから「歯周病は治らない」とする歯科医院があるとすれば、これは少し乱暴な考え方だと言えます。「治る=元どおりになること」だとするならば、虫歯も治らない病気ということになってしまいますよね。

歯周病によって歯周組織が破壊されてしまっても、様々な治療法で治すことができます。痩せてしまった歯茎の見た目を回復する「歯茎の再生治療」もありますし、溶かされてしまった顎の骨を再生させる「骨移植」「エムドゲイン」「GTR」といった治療法もあります。歯周病は、症状に応じてこれらの治療を組み合わせることで確実に治すことができる病気なのです。

歯周病は必ず治ります!

歯科医院で「この歯周病は治らない」と言われた方もいるかもしれません。また、「この歯周病は治らないからインプラントにしましょう」と言われた方もいるかもしれません。

今回のコラムでお伝えしたいのは、「歯周病は必ず治る病気」であるということです。また、安易にインプラント治療を受けるのは避けていただきたいということです。インプラント治療はメリットの多い優れた治療法ですが、歯周病を治さずにインプラント治療を受けても根本的な問題解決にはなりません。逆にインプラントが歯周病に侵されてしまう「インプラント周囲炎」という大きなリスクを抱えることになってしまいます。

冒頭でもお話ししましたが、歯周病が治ることは約半世紀も前に明らかになっています。ですから、歯周病でお悩みの方は決して諦めたりせず、治療に取り組んでいただければと思います。

一点、注意を申し上げるとしたら、治ったときに「もう大丈夫だ」と安心しすぎないでください。上述のとおり、歯周病は再発のリスクが高い病気です。治ったときの理想的な口腔内をキープしていくことが重要であり、そのためには毎日の正しいブラッシングと歯科医院でのメンテナンスが欠かせないのです。

歯や歯茎の異変を放っておいてはいけません。歯周病の専門医による無料カウンセリングを

03-5220-2100

無料カウンセリング予約